第26回釜池自然観測会(2004.5.2)

右端が小島覚先生

第25回釜池自然観測会(2003.4.27)


●小島覚先生からのメッセージ(2004年2月)
もともと”身近な自然を学ぼう、身近な自然から学ぼう”という趣旨でスタートしたものです。
自然の仕組みや、 美しさや厳しさ、人間にはかりしれぬ恩恵を与えてくれる自然の大切さを学び、さらには自然に対する謙虚さを養うためにも、釜池は実に好適な場所と思いますし、そんな機会を若い人たちに与えてあげたいと思って今日まで続けてきた次第です。

●谷口から(2004年2月)
一口に25回と言っても、25年の月日を積み重ねられています。
毎年同じ時期に同じ場所での観測会を実施されています。
今年は5月2日に第26回が実施される予定です。
道なき道、サンショウウオの卵。
ある年は残雪が多く残り、ある年はヤマザクラや水芭蕉が咲いている。
同じ場所で同じ時期にいわば定点観測会を開くことで、自然の遷移や自然の摂理、自然の時間の流れを感じることができます。
定点観測を始められた25年前は、私は中学生。
浅生地区には、生産としては非効率な多くの棚田があった頃でした。
苗代田植え、手刈り、はさがけ、脱穀。
非効率でも村の人、みんなが一生懸命でした。
私も家の手伝いをしました。従来型の米農業を引き継いでいくことは難しいかもしれませんが、これまで引き継がれてきた浅生地区の魂みたいなものを少しでも次代に引き継いでいきたいと思います。
最近まで小島先生のご活動を存じなかったわけですが、25年以上も継続されてきたということは、ずっと浅生のことを見守っていただいていたようなあったかいものを感じます。深く感謝申し上げます。


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